SBI証券のパスキーをiPhoneで設定する方法

SBI証券のパスキーは、iPhoneならFace IDで数分あれば設定できます。ただしパスキーを作っただけでは、ID・パスワードでのログインも残ったままです。この記事では、パスキーの作成から「ログインパスワード無効設定」までの手順をまとめます。

SBI証券は2026年6月30日からパスキー認証を原則必須にしています。未設定でもログインはできますが、設定を促す案内が出続けます(SBI証券FAQ)。

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パスキーとは

パスキーは、iPhoneのFace IDやTouch IDで本人確認してログインする仕組みです。顔や指紋のデータは端末の中だけで扱われ、SBI証券には送られません(SBI証券FAQ)。パスキーは本物のSBI証券サイトにひも付いているため、偽サイトでは認証が成立せず、フィッシングに強いのが特長です。

注意: パスキーはiPhoneとApple Accountに保管されます。iPhoneをパスコードごと盗まれたり、Apple Accountを乗っ取られたりすると、パスキーも使われるおそれがあります。iPhone側の守りは「パスキーだけでは危ない、Appleアカウントのセキュリティ強化が必須」で解説しています。

SBI証券のパスキー対応状況と事前準備

SBI証券のパスキーは、WEBサイト・アプリ・PCツールの全チャネルで使え、1口座につき10個まで登録できます(SBI証券FAQ:設定方法)。

項目 内容
必須化 2026年6月30日から原則必須(未設定でもログイン可。ただし設定を促す案内が続く)(FAQ)
対象チャネル WEBサイトで先行提供、2026年6月13日からアプリ・PCツールにも拡大
登録できる数 10個まで
端末間の共有 同じパスキープロバイダ(iCloudキーチェーンなど)なら、iPhoneとMacで同じパスキーを共有可能
パスワードログインの停止 「ログインパスワード無効設定」で可能(パスキー設定が前提)

設定前に用意するもの

  • ☐ iOSを最新版にアップデートしておく
  • ☐ iPhoneのFace ID(またはTouch ID)とパスコードを設定しておく
  • ☐ 「設定」>自分の名前>iCloud>「パスワードとキーチェーン」をオンにする(機種変更時にパスキーを引き継ぐため)
  • ☐ SBI証券の取引パスワード(注文時に使う方)を手元に用意する
  • ☐ SBI証券に登録したメールアドレスを受信できる状態にしておく(認証コードが届く)

ポイント: 設定はSBI証券アプリではなく、SafariでSBI証券の公式サイトを開いて行うのが分かりやすい方法です。偽サイトを避けるため、検索結果やメールのリンクではなくブックマークからアクセスしましょう。

iPhoneでSBI証券のパスキーを設定する手順

設定は「パスキーを作る」「ログインを試す」「パスワードログインを止める」の3ステップです。SBI証券はパスキーを作っただけではID・パスワードでのログインも残るため、ステップ3までやって完了です(手順の解説記事)。

専用アプリを使っている方へ:パスキーの登録は、SafariでSBI証券のサイトから1回行うだけです。登録後は、株アプリなどの専用アプリでも「パスキー認証でログイン」が使えます(2026年6月13日から全チャネルに対応/SBI証券公式X)。

ステップ1:パスキーを作る

  1. iPhoneのSafariでSBI証券の公式サイトを開き、ID・パスワードでログインする
  2. ログイン後の画面右上のメニュー(「︙」)>「サービス」>「セキュリティ」を開く(画面がPCと同じ表示になっている場合は、画面上部の「サービス」アイコン>「セキュリティ」)
  3. 「パスキー認証」の欄にある「パスキー認証について」をタップし、表示されたパスキー認証のページで「パスキー認証の設定」をタップ
  4. 「パスキーの新規追加」をタップ
  5. 取引パスワードを入力し、「認証コードを送信」をタップ
  6. 登録メールアドレスに届いた認証コードを入力し、「認証」をタップ
  7. iPhoneに「パスキーを保存しますか?」と表示されたら「続ける」をタップし、Face IDで認証
  8. 「パスキーの登録が完了しました」と表示されれば完了

補足: 1Passwordなど他のパスワード管理アプリを使っている場合、保存先の選択が出ます。iPhoneとMacで使うなら「パスワード」アプリ(iCloudキーチェーン)を選ぶと迷いません。

ステップ2:パスキーでログインできるか試す

  1. いったんログアウトする
  2. ログイン画面で「パスキー認証でログイン」をタップ
  3. Face IDで認証し、ログインできることを確認する

ここでログインできない場合は、ステップ3に進まないでください。先に「サービス」>「セキュリティ」のパスキー認証のページにある「パスキー認証のトラブルシューティング」を確認します。

ステップ3:パスワードでのログインを止める(ログインパスワード無効設定)

  1. 右上のメニュー(「︙」)>「サービス」>「セキュリティ」(PCと同じ表示の場合は「サービス」アイコン>「セキュリティ」)を開き、「ログインパスワード無効設定」の欄にある「ログインパスワード無効設定について」をタップ
  2. 「ログインパスワード無効設定」ボタンをタップ
  3. 「現在の設定内容」を確認する
    • 「設定しない(ログインパスワード利用可)」なら「変更(パスキー認証)」をタップし、Face IDで認証
    • 「設定する(ログインパスワード利用不可)」なら設定済み。何も押さない
  4. 「変更が完了しました」と出れば完了

この設定を有効にすると、WEBサイトとSBI証券Plusアプリでパスワードログインができなくなり、その他のアプリ・ツールにも自動でログイン制限がかかります(SBI証券FAQ)。万一IDとパスワードが盗まれても、第三者はログインできません。

※画面の名称や配置は変わることがあります。迷ったときはSBI証券公式の「パスキー認証」ページの動画ガイドを確認してください。

パスキーでのログイン方法と機種変更時の注意

設定後は、ログイン画面で「パスキー認証でログイン」を選び、Face IDを通すだけです。SBI証券Plusアプリでも同じく「パスキー認証でログイン」を選びます。

MacやiPadでも使える

iCloudキーチェーンに保存したパスキーは、同じApple Accountでサインインしている端末に同期されます。SBI証券も、同じパスキープロバイダならPCとスマートフォンで同じパスキーを共有できると案内しています(SBI証券FAQ)。WindowsパソコンからはiPhoneでQRコードを読み取ってログインする方法も使えます。

機種変更・端末を失くした時

  • 新しいiPhoneへの機種変更: 同じApple Accountでサインインし、iCloudキーチェーンがオンならパスキーはそのまま引き継がれます
  • パスキーを削除した場合: SBI証券側の登録とiPhone側の保存は別管理です。片方だけ消すと「パスキーを求められるのに使えない」状態になるので、両方そろえて削除・再登録します
  • ログインパスワード無効設定中にパスキーが使えなくなった場合: 自分では解除できないため、SBI証券テクニカルサポートデスク(0120-581-255、平日8:00〜17:00)に問い合わせます

予備として、iPadやMacなど2台目の端末でもパスキーが使える状態にしておくと安心です。

うまくいかない時の対処・よくある質問

Q. パスキー保存の画面が出ない

A. iCloudの「パスワードとキーチェーン」がオフか、iOSが古い可能性があります。設定を確認し、iOSを最新にしてから再度試してください。プライベートブラウズでは保存できない場合があるため、通常のタブで操作します。

Q. 取引パスワードを忘れた

A. SBI証券の再設定手続きからネットで再設定できます。再設定後に、パスキー設定の手順をやり直してください。

Q. マネーフォワードなど家計簿アプリとの連携は切れる?

A. マネーフォワード MEは、SBI証券でパスキーを設定していても連携できる証券会社としてSBI証券を挙げています(マネーフォワード サポート)。ただしログインパスワード無効設定まで行う場合の扱いは、連携サービス側の最新案内を確認してください。

Q. 「パスキーを再登録してください」というSMSやメールが届いた

A. リンクは開かないでください。SBI証券やSBIネオトレード証券などを名乗り、パスキー設定を急がせる偽メールが実際に出回っています。設定は必ずブックマークした公式サイトから行います。

Q. パスキーを設定すれば詐欺はすべて防げる?

A. 防げるのは偽サイトによる不正ログインです。投資話で自分からお金を振り込ませる詐欺は防げないため、別途注意が必要です。

まとめ

SBI証券のパスキー設定は、「作る」「試す」「パスワードログインを止める」の3ステップで完了です。

  1. SafariでSBI証券にログインし、パスキーを作る(Face IDで数分)
  2. ログアウトし、パスキーでログインできることを確認する
  3. ログインパスワード無効設定をオンにする

ステップ3まで済ませれば、IDとパスワードを盗まれても第三者はログインできません。あわせて、パスキーを保管するiPhone側の設定も見直しておきましょう(「パスキーだけでは危ない、Appleアカウントのセキュリティ強化が必須」で解説)。

参考資料

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