ダウ理論によるトレンド転換を見つけてエントリーする検証です
ダウ理論によるトレンド転換
この検証のポイント
- 通貨ペアはEURUSD、エントリーは1時間足(H1)
- 押し安値を割ったところで売り → 約40pipsの利益
- 高値の切り上げで上昇転換を確認して買い → 約70pipsの利益
- 上位足(日足・4時間足)の向きがそろわない場面では、転換後のトレンドが伸びにくい
ダウ理論でトレンド転換を見つけ出し、そこからエントリーする方法を過去チャートで検証します。ダウ理論そのものの解説はこちらの記事をご覧ください。


なお、検証には Forex Tester 5 を使いました。
トレンド転換のきざし
まずはトレンド転換の「きざし」の段階です。このチャートは、押し安値と戻り高値が分かりにくい形になっています。年末年始ということもあり、ある意味荒れた相場でした。
安値の切り上げと高値の更新が続いていましたが、小さく見ると安値の切り上げが続かなくなり、③の安値ができました。大きく見るなら②は安値ではなく、①→③と安値を切り上げているようにも見えます。

EURUSDの1時間足(20SMAと80SMAを表示)
押し安値はどれか
- 20SMAが反応しているのは①の押し安値だけ
- ②の安値は、その後レジスタンスとして意識されたような動きがあるため、これを押し安値と判断
- ③の安値が②の安値を切り上げられなかったので、トレンド転換の序章と見る
環境認識

- D1(右上):下落トレンド中
- H4(右下):上昇トレンド
- M15(左下):上昇トレンドに転換
4時間足は上昇トレンドですが、日足は下落トレンドの中で20SMAに近づいています。グランビルの法則から、20SMAで跳ね返されて下げる可能性があると考えました。
トレンド転換
では、実際にトレンドはどう転換したのでしょうか。

- ③の安値から80SMAで上値を抑えられ、グランビルの法則どおり一気に下落
- ③の安値を割ったところで、1時間足で売りエントリー
- レジサポゾーンの手前で決済し、約40pipsの利益(数時間後にはアメリカの指標発表も控えていた)
振り返り
売りエントリーは成功しましたが、思ったほどは伸びませんでした。エリオット波動の3波目であれば、もっと伸びてもよい場面です。
エントリーは、ひとつ手前の③の安値を割る前に入ってもよかったかもしれません。15分足(M15)でエントリーすれば、もっと早く入れた可能性もあります。
トレンド転換後
下落トレンドがあまり伸びなかった代わりに、すぐに上昇トレンドへの転換が始まりました。つまり、相場はレンジになってしまったわけです。

- ④の戻り高値から高値の切り下げにならず、⑥の高値が切り上がってトレンド転換
- ⑦の安値から上昇に転じたところで買いエントリー
- 上昇が弱まったところで決済し、約70pipsの利益
ただ、上昇トレンドもあまり続きませんでした。4時間足ではレンジ、日足では下落トレンドが終わりかけている状態です。こういう場面では、1時間足のトレンドは続きにくくなります。
ほかのエントリー候補
⑤の安値からの上昇で、20SMAを超えたあたりでもエントリーできた可能性があります。
- A:三角持ち合い、またはトレンドラインのブレイクでエントリー
- B:Wボトムのネックラインからのリターンムーブでエントリー
ただし、この記事はトレンド転換に焦点を当てているため、これ以上の深掘りはやめておきます。





















