SBI証券のパスキーをWindows Helloで設定する方法

SBI証券のパスキーは、WindowsパソコンならWindows Hello(顔認証・指紋認証・PIN)で数分あれば設定できます。ただしパスキーを作っただけでは、ID・パスワードでのログインも残ったままです。この記事では、パソコン側の事前設定から「ログインパスワード無効設定」までの手順をまとめます。

SBI証券は2026年6月30日からパスキー認証を原則必須にしています。未設定でもログインはできますが、設定を促す案内が出続けます(SBI証券FAQ)。

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パスキーとは

パスキーは、パソコンやスマホの顔認証・指紋認証・PINで本人確認してログインする仕組みです。顔や指紋のデータは端末の中だけで扱われ、SBI証券には送られません(SBI証券FAQ)。パスキーは本物のSBI証券サイトにひも付いているため、偽サイトでは認証が成立せず、フィッシングに強いのが特長です。

注意: Windows Helloで作ったパスキーは、そのパソコンの中に保存されます。パソコンをPINごと他人に使われると、パスキーも使われるおそれがあります。Windows HelloのPINは推測されにくいものにし、席を離れるときは画面をロックしましょう。

SBI証券のパスキー対応状況と事前準備

SBI証券のパスキーは、WEBサイト・アプリ・PCツールの全チャネルで使え、1口座につき10個まで登録できます(SBI証券FAQ:設定方法)。Windowsパソコンでは、SBI証券は「Windows Hello」の利用を推奨しています(SBI証券FAQ)。

項目 内容
必須化 2026年6月30日から原則必須(未設定でもログイン可。ただし設定を促す案内が続く)(FAQ)
対象チャネル WEBサイトで先行提供、2026年6月13日からアプリ・PCツール(HYPERSBI2など)にも拡大
登録できる数 10個まで
推奨の保存先 Windows Hello(Microsoftパスワードマネージャーは非推奨)
使える端末 Windows Helloに保存したパスキーは、そのパソコンでのみ使える(スマホやタブレットでは使えない)
パスワードログインの停止 「ログインパスワード無効設定」で可能(パスキー設定が前提)

設定前に用意するもの

  • ☐ Windows 11を最新の状態にアップデートしておく
  • ☐ EdgeまたはChromeを最新版にしておく
  • ☐ Windows Hello(PINは必須、顔認証・指紋認証は対応パソコンのみ)を設定しておく
  • ☐ パスキーの保存先をWindows Helloにしておく(下の手順を参照)
  • ☐ SBI証券の取引パスワード(注文時に使う方)を手元に用意する
  • ☐ SBI証券に登録したメールアドレスを受信できる状態にしておく(認証コードが届く)

Windows Helloを設定する

  1. 「スタート」>「設定」>「アカウント」>「サインイン オプション」を開く
  2. 「PIN(Windows Hello)」が設定されているか確認する。未設定なら「セットアップ」から設定する
  3. 顔認証・指紋認証に対応したパソコンなら、あわせて設定しておく

補足:ここで使うPINは、パソコンにサインインするときのPINと同じものです。SBI証券のために別のPINを作る必要はありません。すでにPINでパソコンにサインインしている場合は、そのままで大丈夫です。パスキーでログインするときに「Windowsセキュリティ」の画面で入力するのも、このパソコンのPINです。なお、PINが「1234」のような推測されやすい数字の場合は、同じ画面の「PIN(Windows Hello)」>「PINの変更」から、6桁以上の推測されにくいものに変えておきましょう。

パスキーの保存先をWindows Helloにする(重要)

Edgeでは、パスキーの保存先として「Microsoftパスワードマネージャー」が表示されることがあります。SBI証券によると、こちらに保存するとログインできなくなったり、HYPERSBI2で使えなかったりするケースが確認されています(SBI証券FAQ)。設定前に、次の手順で保存先をWindows Helloにしておきましょう。

  1. 「スタート」>「設定」>「アカウント」>「パスキー」>「詳細オプション」を開く
  2. 「Microsoft Password Manager」をオフにする
  3. 「パスキーをこのWindowsデバイスに保存する」をオン(またはグレーアウトの状態)にする

ポイント: 偽サイトを避けるため、SBI証券の公式サイトは検索結果やメールのリンクではなくブックマークから開きましょう。

Windows HelloでSBI証券のパスキーを設定する手順

設定は「パスキーを作る」「ログインを試す」「パスワードログインを止める」の3ステップです。SBI証券はパスキーを作っただけではID・パスワードでのログインも残るため、ステップ3までやって完了です(手順の解説記事)。

ステップ1:パスキーを作る

  1. EdgeまたはChromeでSBI証券の公式サイトを開き、ID・パスワードでログインする
  2. ログイン後の画面上部にある「サービス」アイコンをクリックし、「セキュリティ」を開く
  3. 「パスキー認証」の欄にある「パスキー認証について」をクリックし、表示されたパスキー認証のページで「パスキー認証の設定」をクリック
  4. 「パスキーの新規追加」をクリック
  5. 取引パスワードを入力し、「認証コードを送信」をクリック
  6. 登録メールアドレスに届いた認証コードを入力し、「認証」をクリック
  7. パスキーの保存場所を選ぶ画面で「お使いのWindowsデバイス」を選び、「Windowsセキュリティ」の画面で顔認証・指紋認証・PINのいずれかで認証(SBI証券公式X)
  8. 「パスキーの登録が完了しました」と表示されれば完了

補足: Chromeでは、保存先にGoogleパスワードマネージャーが表示される場合があります。HYPERSBI2でも使いたい場合は、保存場所の選択で「お使いのWindowsデバイス」を選びましょう。表示される画面はブラウザやWindowsのバージョンによって異なります。

ステップ2:パスキーでログインできるか試す

  1. いったんログアウトする
  2. ログイン画面で「パスキー認証でログイン」をクリック
  3. 「Windowsセキュリティ」の画面で顔認証・指紋認証・PINのいずれかで認証し、ログインできることを確認する

HYPERSBI2を使っている方は、HYPERSBI2でもパスキーでログインできるか確認しておきましょう。ここでログインできない場合は、ステップ3に進まないでください。先に「サービス」>「セキュリティ」のパスキー認証のページにある「パスキー認証のトラブルシューティング」を確認します。

ステップ3:パスワードでのログインを止める(ログインパスワード無効設定)

  1. 画面上部の「サービス」アイコン>「セキュリティ」を開き、「ログインパスワード無効設定」の欄にある「ログインパスワード無効設定について」をクリック
  2. 「ログインパスワード無効設定」ボタンをクリック
  3. 「現在の設定内容」を確認する
    • 「設定しない(ログインパスワード利用可)」なら「変更(パスキー認証)」をクリックし、Windows Helloで認証
    • 「設定する(ログインパスワード利用不可)」なら設定済み。何も押さない
  4. 「変更が完了しました」と出れば完了

この設定を有効にすると、WEBサイトとSBI証券Plusアプリでパスワードログインができなくなり、その他のアプリ・ツールにも自動でログイン制限がかかります(SBI証券FAQ)。万一IDとパスワードが盗まれても、第三者はログインできません。

重要: Windows Helloのパスキーは、そのパソコンでしか使えません。ステップ3の前に、スマホ(iPhoneまたはAndroid)でもパスキーを登録しておくと、パソコンが使えなくなった時も安心です。

※画面の名称や配置は変わることがあります。迷ったときはSBI証券公式の「パスキー認証」ページの動画ガイドを確認してください。

パスキーでのログイン方法とパソコン買い替え時の注意

設定後は、ログイン画面で「パスキー認証でログイン」を選び、Windows Helloで認証するだけです。HYPERSBI2などのPCツールでも、パスキー認証でログインします。

スマホでログインしたいとき

Windows Helloのパスキーはスマホに同期されません。スマホでもパスキーを使いたい場合は、スマホで別にパスキーを登録します(1口座10個まで登録可能)。手順は、iPhoneの方は「SBI証券のパスキーをiPhoneで設定する方法」、Androidの方は「SBI証券のパスキーをAndroidで設定する方法」をご覧ください。

パソコンの買い替え・故障・初期化の時

  • 新しいパソコンに買い替えた場合: Windows Helloのパスキーは引き継がれません。古いパソコンが使えるうちに、新しいパソコンでパスキーを登録し直し、不要になったパスキーはSBI証券側で削除します
  • パソコンが故障・初期化した場合: パスキーも使えなくなります。スマホに登録したパスキーでログインし、新しいパソコンで登録し直します
  • パスキーを削除した場合: SBI証券側の登録とパソコン側の保存は別管理です。片方だけ消すと「パスキーを求められるのに使えない」状態になるので、両方そろえて削除・再登録します
  • ログインパスワード無効設定中にパスキーが使えなくなった場合: 自分では解除できないため、SBI証券テクニカルサポートデスク(0120-581-255、平日8:00〜17:00)に問い合わせます

うまくいかない時の対処・よくある質問

Q. 保存先に「Microsoftパスワードマネージャー」が表示される/作成後にログインできない

A. 「設定」>「アカウント」>「パスキー」>「詳細オプション」で「Microsoft Password Manager」をオフにし、「パスキーをこのWindowsデバイスに保存する」をオンにします。作成済みの場合は、SBI証券側でそのパスキーを削除してから登録し直してください(SBI証券FAQ)。

Q. 「Windowsセキュリティ」の画面が出ない

A. 画面がブラウザの裏に隠れていないか、タスクバーを確認してください。Windows Hello(PIN)が未設定の場合も表示されません。Windows 11とブラウザを最新にしてから再度試します。

Q. Windows 10でも使える?

A. SBI証券の推奨環境はWindows 11です。Windows 10はMicrosoftのサポートが終了しているため、Windows 11への移行か、スマホでのパスキー登録をおすすめします。

Q. 取引パスワードを忘れた

A. SBI証券の再設定手続きからネットで再設定できます。再設定後に、パスキー設定の手順をやり直してください。

Q. マネーフォワードなど家計簿アプリとの連携は切れる?

A. マネーフォワード MEは、SBI証券でパスキーを設定していても連携できる証券会社としてSBI証券を挙げています(マネーフォワード サポート)。ただしログインパスワード無効設定まで行う場合の扱いは、連携サービス側の最新案内を確認してください。

Q. 「パスキーを再登録してください」というSMSやメールが届いた

A. リンクは開かないでください。SBI証券やSBIネオトレード証券などを名乗り、パスキー設定を急がせる偽メールが実際に出回っています。設定は必ずブックマークした公式サイトから行います。

まとめ

Windows HelloでのSBI証券のパスキー設定は、保存先の確認と3つのステップで完了です。

  1. Windows Helloを設定し、パスキーの保存先をWindows Helloにする
  2. SBI証券にログインしてパスキーを作り、ログインできることを確認する
  3. スマホでもパスキーを登録しておき、ログインパスワード無効設定をオンにする

Windows Helloのパスキーはそのパソコンでしか使えないため、スマホにも予備のパスキーを登録しておくのが安心です。スマホ側の設定は「SBI証券のパスキーをiPhoneで設定する方法」「SBI証券のパスキーをAndroidで設定する方法」で解説しています。

参考資料

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