VPSサーバーをWindows仮想デスクトップとして設定する

FXの自動売買(MT4/MT5のEA)を24時間動かすためにWindowsのVPSサーバーを契約し、自分のPCからリモートデスクトップ接続するまでの手順です。

※2026年10月時点の料金・仕様に更新しました。申し込み画面・管理画面のスクリーンショットは作成当時(2019年・2022年)のもので、現在の画面とは細部が異なります。

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VPSサーバー設定

 

FX専用のVPSもありますが、料金だけで比べると一般向けのWindows VPSのほうが割安なこともあります。無料お試し期間のある業者なら、パフォーマンスや機能を実際に確認してから決められます。

ここでは、お試し期間はありませんが日割り(日額)で払えるカゴヤ・ジャパンの「KAGOYA CLOUD VPS(VPS Windows Server)」を例にします。2019年1月に契約し、2月分は当時の1GBプランで28日分1,026円でした。

2019年2月の課金明細(当時の1GBプラン。このプランは現在はありません)

ここではWindows VPSを契約して、リモートデスクトップ接続するまでを説明します。

すでにVPS業者が決まっていれば、リモートデスクトップ接続の設定を見てください。
 

 

カゴヤ・ジャパン(KAGOYA CLOUD VPS)

 

カゴヤ・ジャパンは京都の会社で、もともとは1926年に茶摘み籠の販売から始まったことが社名の由来です。

VPS Windows Serverは初期費用無料で、1日単位の日額課金です。月の途中で始めても使った日数分だけで済み、日額の合計が月額上限に達するとそれ以上はかかりません。Windows Serverのライセンス料も料金に含まれています。

2026年10月時点の主なプランは次のとおりです(税込)。

プラン CPU / メモリー / SSD 日額 月額上限
3GB 2コア / 3GB / 200GB 87円 2,420円
4GB 3コア / 4GB / 300GB 118円 3,300円
6GB 4コア / 6GB / 400GB 169円 4,730円
8GB 6コア / 8GB / 600GB 303円 8,470円
出典:KAGOYA「料金・機能・テンプレート|VPS Windows Server」(2026年10月確認)。16GB・32GBのプランや年額割引もあります

以前あった1GB(月額上限770円)・2GBのプランはなくなり、現在は3GBプランが最小です。3GBあれば、MT4/MT5を2〜3個立ち上げてEAを動かす程度なら問題ありません。たくさんのEAやバックテストも行うなら4GB以上が安心です。

なお、インスタンスを停止していても料金はかかります。インスタンスを削除すると翌日から料金はかかりませんが、Windowsのライセンス料は1か月分発生します。

リモートデスクトップのライセンス(RDS SAL)について:
KAGOYAでは、「サーバー管理」以外の目的でリモート接続するユーザーには、人数分の「RDS(リモートデスクトップ)SAL」(1ユーザーあたり月額1,386円)が必要と案内されています。これはWindows・Macといった接続元のOSに関係なく必要になるものです。MT4/MT5を動かすための接続が「サーバー管理」に当たるかどうかは、契約前にKAGOYAに確認しておくと安心です。リモートデスクトップの同時接続は1サーバー2接続までです。

 

サーバー開設

 

カゴヤ・ジャパンのWindows Server のVPSに申し込みます。

 

KAGOYAのサイトの「KAGOYA CLOUD VPS」→「VPS Windows Server」のページから、「お申し込み」をクリックします。最初にアカウント(無料)を登録し、そのあと管理画面でインスタンス(仮想サーバー)を作るときにプラン(スペック)を選ぶ流れです。

支払いはクレジットカード(デビットカードは不可)か口座振替です。クレジットカードならすぐにアカウントが発行されますが、口座振替は預金口座依頼書を郵送する必要があるので少し時間がかかります。以降はカード払いを例にします。


 
STEP1:
「利用規約」と「個人情報の取り扱いについて」を読み、同意する場合はそれぞれにチェックを入れて「次へ進む」をクリックします。
 

 

STEP2:

お客様情報を入力します。住所、連絡先など必須項目を入れて「次へ進む」をクリックします。
初めての申し込みでは、SMSか音声電話で認証コードを受け取る手続きがあるので、手元で受け取れる電話番号にしておきましょう。


 
STEP3〜STEP4:
カード情報を入力します。
そのあと本登録のご案内メールが届くので、メール内のURLにアクセスして本登録を完了させます。
 

 
登録完了のメールが届きます。
 

 
メールに記載されたURLにアクセスし、アカウントとパスワードで「ログイン」します。
 

2019年当時の申し込み画面
 

ログインしたら、インスタンスを作成します。
「Windowsインスタンス作成」をクリックします。

インスタンス作成で設定するのは、最低限次の3つです。

  1. スペック(プラン)
  2. OSテンプレート
  3. ログインパスワード

まず、スペック(CPUコア・メモリー)を選びます。

次にOSテンプレートを選択します。2026年10月時点では Windows Server 2025 / 2022 / 2019 / 2016(Datacenter 64bit)から選べます。古いバージョンはサポート終了が早いので、新しいものを選んでおきましょう。

ログインパスワードを入れます。これがリモートデスクトップ接続のときに使うパスワードになるので、忘れないように控えておきます。

料金が表示されるので確認して、「インスタンス作成」をクリックします。

インスタンスが作成されました(すぐに作成できないことがあります)。
IPアドレスが表示されているのでコピーしておきます。
 

2022年当時の管理画面(OSテンプレートの選択肢などは現在と異なります)
 

リモートデスクトップ接続の設定

 

リモートデスクトップ接続を使うと、自分のWindows PCから、インターネットにつながっている別のWindows(ここではVPS)を操作できます。

リモートデスクトップ接続を起動する:
Windowsに標準で入っている「リモートデスクトップ接続」を使うので、費用はかかりません。
スタートボタンの横の検索窓を開きます。

 

検索窓で「リモートデスクトップ接続」(または「mstsc」)を検索して起動します。

Windows 11では、スタートメニューの「すべてのアプリ」→「Windows ツール」の中にもあります(Windows 10では「Windows アクセサリ」の中でした)。

Macから接続する場合は、App Storeから Microsoftの「Windows App」(旧 Microsoft Remote Desktop)をインストールして使います。

ここがよく間違えるところですが、

リモートデスクトップ接続を起動したら「オプションの表示」を選択します。

リモートコンピューターの名前とユーザー名を入力します。この場合は

  • コンピューター:先に作成したインスタンスのIPアドレス
  • ユーザー名:administrator

となります。入力したら「接続」をクリックします。

資格情報(パスワード)を入力します。これはKAGOYAのアカウントのパスワードではなく、インスタンス作成のときに設定したログインパスワードです。

証明書の警告が出ますが、接続先が自分のVPSのIPアドレスであることを確認して「はい」をクリックします。

これでリモートコンピューター(VPS)の画面が開きました。

当時の1〜2GBのメモリでは動きがもっさりしていましたが、メモリーの多いプランにする、視覚効果を減らすなどで改善できます。

 

接続後の設定と注意点

 

  • MT4/MT5のインストール:VPSの中でブラウザを開き、FX業者のサイトからMT4/MT5をダウンロードしてインストールします。EAの設定方法は下の記事を参考にしてください。
  • 終了ではなく「切断」:作業が終わったらリモートデスクトップの画面を閉じる(切断する)だけにします。VPSの中でサインアウトやシャットダウンをすると、MT4/MT5も止まってしまいます。
  • Windows Updateの再起動:更新後の自動再起動でMT4/MT5が止まることがあります。MT4/MT5をスタートアップに登録しておき、再起動後は自動売買ボタンがオンになっているかを確認しましょう。
  • パスワード管理:リモートデスクトップはインターネットから接続できるので、ログインパスワードは長く推測されにくいものにします。

ほかのVPS業者や、EAを動かすまでの全体の流れはこちらにまとめています。

自動売買(シストレ)や、AIを搭載したEAという言葉を最近よく見かけます。 本当に儲かるかどうかは別として、MT4/MT5でEAを使って自...

 

参考:
リモート デスクトップの使い方(Microsoft サポート)
料金・機能・テンプレート|VPS Windows Server(KAGOYA)

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