MT4にはメール通知機能があり、設定した価格に達したときや、インジケータ・EAのシグナルが出たときにメールで知らせることができます。
Gmailから送る場合、以前は「安全性の低いアプリのアクセス」を許可して通常のパスワードで送信できましたが、この方法は個人アカウントでは2022年5月30日に廃止されました(Google Workspaceでも2025年5月1日までに廃止)。現在は2段階認証プロセスを有効にしたうえで「アプリパスワード」を作成し、MT4に設定する方法を使います。
※2026年10月時点の手順です。
メール通知
MT4からの通知をメールで受け取るまでの流れは次のとおりです。
- Googleアカウントで2段階認証プロセスを有効にし、MT4用のアプリパスワードを作成する
- MT4の「E・メール」設定で、SMTPサーバー・ログインID・アプリパスワード・送信先メールアドレスを設定する
- MT4のアラートを設定する、またはメール通知機能のあるインジケータやEAを使う
Googleアカウントでアプリパスワードを作成
アプリパスワードは、2段階認証プロセスを有効にしたアカウントでしか作成できません。まだ有効にしていない場合は、先に2段階認証プロセスを設定しておいてください。
まずGoogleアカウントの管理画面を開きます。
ChromeやGmailの右上にあるアカウントのアイコンをクリックし、「Google アカウントを管理」をクリックします。

「セキュリティ」を選び、「2段階認証プロセス」をクリックします。途中でアカウントのパスワードを求められます。
なお、GoogleのUIはよく変わるので、画面が異なる場合は管理画面上部の検索欄で「アプリ パスワード」と検索してください。

2段階認証プロセスの設定画面の下のほうに「アプリ パスワード」があるので、それをクリックします。
見当たらない場合は、アプリ パスワードの管理画面(myaccount.google.com/apppasswords)を直接開いても構いません。

「アプリ名」に、あとで見分けがつく名前(例: MT4)を入力し、「作成」をクリックします。

16文字のアプリパスワードが生成されます。このパスワードをMT4の設定で使います(4文字ごとに空白で区切って表示されますが、空白を除いて入力するのが確実です)。
この画面を閉じると同じパスワードは二度と表示されないので、MT4に設定し終わるまで開いたままにしておくと安心です。わからなくなったら、削除して作り直せます。

アプリパスワードの注意点
- Googleアカウントのパスワードを変更すると、作成済みのアプリパスワードはすべて無効になります(MT4のメールも止まるので、作り直して再設定します)
- 2段階認証をセキュリティキーだけで設定している場合や、会社・学校のアカウント、高度な保護機能プログラムに登録しているアカウントでは、アプリパスワードを作成できないことがあります
- アプリパスワードはGoogleアカウントに入るための鍵と同じなので、他人に教えないでください。使わなくなったら削除しておきましょう
MT4 E-メールの設定
次にMT4側を設定します。メニューの「ツール」→「オプション」を開きます。

「E・メール」タブを選び、「有効にする」にチェックを入れて、次のように入力します。

- SMTPサーバー: smtp.gmail.com:465(サーバー名の後ろに「:465」を付けてポート番号を指定)
- SMTPログインID: Gmailのメールアドレス(@gmail.com まで全部)
- SMTPパスワード: 先に作成したアプリパスワード(Googleアカウントの通常のパスワードではありません)
- 発信元: 送信に使うGmailのアドレス(SMTPログインIDと同じでよい)
- 送信先: 通知を受け取るメールアドレス(同じGmailでも、スマホで見やすい別のアドレスでもよい)
入力したら「テスト」ボタンを押します。
送信先に次のようなテストメッセージが届けば設定は完了です。届かない場合はメール通知が来ない場合を確認してください。

MT5でも、メニューの「ツール」→「オプション」のメール設定に同じ内容を入力すれば、Gmailから通知を送れます。
MT4アラートの設定
MT4のアラート機能を使うと、価格が指定した水準に達したときにメールを送れます。
チャート上の、アラートを出したい価格の位置で右クリックし、「注文発注」→「アラート」を選びます。

チャートの右端に、アラートの価格を示す赤い矢印が表示されます。

詳しい設定は、「ターミナル」ウィンドウの「アラーム設定」タブで行います。

該当のアラームをダブルクリックし、「アクション指定」を「Mail」にします。

このほか、有効期限・間隔設定・最大反復数なども調整できます。「ソース」欄にはメールの件名と本文を書くこともできます。
最大反復数を大きく、間隔を短くすると、価格が水準付近を行き来するたびにメールが何通も届きます。Gmailの個人アカウントには1日あたりの送信数の上限(目安500通)もあるので、必要な回数に絞っておきましょう。

価格がアラートの条件に達すると、次のようなメールが届きます。
インジケータでアラート通知
MT4のアラートは手軽に設定できますが、条件は「価格がいくらを超えたか・下回ったか」に限られます。
トレンドラインなどにタッチしたときに通知したい場合は、通知機能のあるインジケータを使います。ここでは、GogoJungleで無料配布されているラインタッチ通知のインジケータをMT4に設定してみます(2026年10月時点で無料)。
ラインタッチのメール通知とプッシュ通知

ラインに価格がタッチすると、メールで通知が届きます。
メール通知が来ない場合
メール通知が来ない場合は、次の点を確認してください。
なお、メールが届くまでの時間はケースバイケースです
すぐに届くこともあれば
18分ほどかかって到着したこともありました
(いずれもMT4はPC上で起動したままの状態)
- テスト通知メールは来るがリアルで通知が来ない
- アラーム設定の「テスト」ボタンで動作するか確認する
- アラートやインジケータはPCのMT4上で動いているので、MT4を閉じたり、PCの電源が切れたりスリープしたりしていると通知は来ない
- 常に通知させたい場合は、VPS(仮想専用サーバー)を借りて、そこのMT4で設定する
- 受信側の迷惑メールフォルダや、Gmailの「ソーシャル」「プロモーション」タブに振り分けられていないか確認する
- アプリパスワードを作成した直後は、設定が反映されるまで少し時間がかかる場合がある
- Googleアカウントが複数ある場合、アプリパスワードを作成したアカウントとSMTPログインIDのアドレスが一致しているか確認する
- 「テスト」でも届かない場合は、SMTPサーバーが smtp.gmail.com:465 になっているか、SMTPパスワードに通常のパスワードではなくアプリパスワード(空白なし)を入れているかを確認する
- Googleアカウントのパスワードを変更したあとは、アプリパスワードが無効になっているので作り直してMT4に再設定する
- MT4の「ターミナル」→「操作履歴」タブに、メール送信のエラーが出ていないか確認する
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