FXのリスクオン・オフではどの通貨ペアを買えばいいのか

リスク・オンでリスクを取りにいく、リスク・オフでリスクを回避という意味ですが、実際はどの通貨がそれに該当するのでしょうか。

リスクオン・リスクオフ

 
リスク・オンでは相場全体に金融不安の解消、景気の大幅改善やなどへの楽観論が支配し、リスクを取って大きくリターンを狙う投資が増えてきます。

一方で金融不安、景気の縮小、金融危機などの悲観論からリスクを取らずに相対的に安全な投資に移行する事をリスク・オフと言います。
 

 

リスク・オンで買われる通貨

 
リスクオンで買われる通貨はどれでしょうか。
これはその時の状況によりますが、原則的にリスクを取ってリターンが大きいということで
新興国の通貨で金利が高いところです。


 
例えばトルコ、南アフリカなどは金利が高いのですが、先進国に比べて不安定要因があります。

リスクオンでは買われ、リスクオフで売られる通貨でしょう。更にリスクは大きいと理解しないと口座が溶けることもあります(個人的にはお勧めしません)
 

通貨 政策金利 改正日
トルコリラ 16.50% 2019/09/12
メキシコペソ 8.00% 2019/8/15
南アフリカランド 6.50% 2019/07/19

Ref: 東京金融取引所:主要各国政策金利

 
またリスクオンで買われる通貨として資源国通貨があります。世界的に(例えば中国)産業が活発になり資源である石油、鉱物が製造業が盛んになるので有望ということです。
 

通貨  資源 政策金利 改正日
カナダドル 石油 1.75% 2018/10/24
オーストラリアドル 鉱物 1.00% 2019/07/02
ニュージーランドドル 乳製品 1.00% 2019/08/07

 
オーストラリアと中国は資源の輸出入で密接にあるため、中国リスクがオーストラリアドルに表れてしまいます。中国の通貨人民元は中国政府の厳しい制限で、外為市場には大きく流通していないため。また、1991年4月頃の政策金利は15%もありました。
 
ニュージーランドは原油、鉱物資源ではないのですが資源国と言われています。実際は酪農製品の輸出が大きい(輸出の3割程)、またオーストラリアとの経済的な結びつきが強いのと最近では中国の影響を受けます。
 
新興国でも資源国でもありませんがEURとイギリスポンドもリスクオンで買われる通貨です。
 

通貨 政策金利 改正日
ユーロ 0.00% 2016/03/16
イギリスポンド 0.75% 2018/08/02
 

リスク・オフで買われる通貨

 
相対的に安全な投資をするのに適していると思われているのが、円、スイスフランと米ドルです。
 

通貨 政策金利 改正日
米ドル 2.0% ~ 2.25% 2019/08/01
-0.10% 2016/01/29
スイスフラン -0.75% 2019/06/13

 
日本は世界最大の債権国なので、国の借金がGDPの2倍以上あってもまだ安心感があるのでしょうか。
また借金は円で発行している国債なので、いざとなったら円札を大量に印刷するという掟破り的な事もできるからでしょう。プラス、日本の貯蓄がたくさんあるのでリスクオフでは安全資産として円を買う。

ただ、外国勢からすると積極的にリスクオフで買われるというより、他の米ドルやスイスフランが買えないような状況での消極的な理由が多い。つまり日本の経済などに関係なく買われるので分かりにくいことがあります。
 
米ドルは基軸通貨ということでリスクオフで買われる通貨とも言えますが、金利も上がってきたのでリスクオンというケースもありそうです。

では、USDJPY, USDCHF, CHFJPYのじゃんけんゲームのような場合はどうでしょうか

  • 最終的に安心を求める先はUSD、有事のドル買い
  • 不安の原因がアメリカにある場合はCHF, JPY
  • ヨーロッパでの経済的な問題についてはCHFも影響を受ける
  • 地理的に火種の中東から遠いというだけの理由の消去法としてJPY
 

まとめ

 
リスクオン・オフで買い売りの通貨ペアはどれでしょう

  • リスクオン:GBPJPYの買いとかAUDCHFの買い。
  • リスクオフ:例えばAUDJPYなどのクロス円の売り、CHFクロスの売り。
  • USDは状況次第

 

リスクオン リスクオフ
USD USD
EUR CHF
GBP JPY
CAD
AUD