プライスアクションによるトレード

たった1本のローソク足から反転してトレンドの転換が始まったりしますが、プライスアクションを知っているとその予兆を見つけることができます。

Price Action

 

プライスアクションはローソク足1本あるいは数本からトレーダーの心理を分析する手法です。

このプライスアクションだけを使うというよりは重要な転換点で効力を発揮するので、トレンド系などの別のインジケータと併用するのがお勧めです。

またMT4用のプライスアクション・インジケータもいくつかあります。
 

 

ピンバー(pin bar)

 

実体が狭く上下に長いひげがあるローソク足です。
ピンバーは売りと買いの攻防が繰り広げられている状態で、ひげが伸びた方向に一旦は動いたものの引き戻された結局元に戻った(始値近くで終わった)状態を意味しています。

レジサポラインでこれが発生した場合はそれまでのトレンドが転換する予兆と言えます。
おおよそのピンバーの定義としては、

  • ひげの長さが実体の3倍以上
  • 高値・安値から実体の位置は20~30%以内

このチャートのローソク足はピンバーでありスパイク・ハイ(後述)でもあります。

USDJPY@2017/7/11

注意するところは、まったく関係なかったように終わることもあり、転換に失敗したということも当然あります。

このチャートには他にもピンバーがありますが、ピンバーが出たのでトレンド転換と早合点するのは早計だということです。また複数のピンバーがレジサポで発生することもあります。

 

リバーサル(reversal)

 

高値(安値)を更新したものの実体部分が大きく安値(高値)に動いて終わってしまう動きです。これは反転の予兆となるローソク足です。

  • 上昇トレンドから下降トレンドに反転する場合を リバーサル・ハイ
  • 下降トレンドから上昇に反転する場合を リバーサル・ロー

このローソク足はリバーサル・ハイであり且つ 2バーリバーサル、アウトサイド(後述)でもあります。


実体だけでなくひげも切り下げていれば(上のチャートは微妙ですが)より強い リバーサル・ハイ となります。

 

2バーリバーサル(2 bar reversal)

 

これは2つのバーを合わせるとピンバーと同じ意味を持ちます。
これは日足ですが例えば2日足であればピンバーになるということです。

 

スパイク(spike)

 

スパイクはピンバーと同じくひげが実体より長いもので、ピンバーと同様にトレンド転換の予兆と言えます。
ではピンバーとどう違うのかはあいまいのようです。

  • 上昇トレンドの後に出現するのをスパイク・ハイ
  • 下降トレンドの後に出るとスパイク・ロー

 

スラスト(thrust)

 

終値が前の足の高値(安値)を越えて高い(安い)場合にスラストと言います。
このスラストが連続して現れている状態は強いトレンドが継続していることを意味しています。

  • 終値が直前の足の高値を超えて上昇している場合にスラスト・アップ
  • 安値を越えて下落している場合はスラスト・ダウン

 

ランウェイ(runway)

 

ランウェイは直前数本分のローソク足の高値を上回り(安値を下回り)、直後のローソク足数本の安値を上回る(高値を上回る)状態で、強いトレンドが継続していることを意味します。

  • ランウェイ・アップは数本前よりも高値切り上げて数本後の安値も切り上がっている
  • ランウェイ・ダウンは数本前よりも安値が切り下がっていて数本後の高値も切り上がっている

一般的には前後のローソク足の本数は日足で5本(1週間)程度です。

 

インサイド(inside)

 

母線と言われる長いローソク足の価格範囲内に、直後のローソク足(1本から複数)が包まれているもので、一時的な値動きの停滞を意味します。

持ち合い相場なので方向感がなくエネルギーが貯め込まれていき、
母線の高値安値のブレイク待ちとなります。

 

アウトサイド(outside)

 

インサイドとは逆に直前のローソク足(1本から複数)が母線の長いローソク足の価格範囲内に包み込まれている状態です。

基本的には母線の高値安値のブレイク待ちですが、この母線は前の足とでリバーサルを形成することになり発生する場所によってトレンド転換の予兆となったり調整からの戻し、押し目であったりします。

 

プライスアクション・インジケータ

 

ゴールデンウェイ・ジャパンのMT4には独自インジケータが搭載されていて、その中には
プライスアクション・インジケータもあります。

ローソク足にプライスアクションのマークが付きマウスをかざすとどんなプライスアクションなのか表示されるので便利です。
(個別にダウンロードもできますが、他のブローカーのMT4では使えないようです)

FXTF

  • 仮想通貨(ビットコインなど)のチャート分析がMT4上で可能(取引は不可)
  • 日経225やダウ先物などCFD銘柄をチャート上に表示可能(取引は不可)
  • Macにも対応(FXTFMT4ウェブトレーダー)
  • 独自インジケーターを多数搭載

こちらのMT4のパスワードは10桁までなのでちょっとハマりましたね、電話して聞きました。

有料のインジケータもあります。
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他にも TradingView
にもPrice Actionのインジケータはあるのですが全部そろっているものはないかもしれません。




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